富山県酒造組合(桝田隆一郎会長)の組合員11人は2日、富山市東岩瀬の桝田酒造店で組合に加盟する16社の清酒を調合した日本酒「富山ブレンド」の出荷作業を行った。
富山ブレンドは、新型コロナウイルスによる外出自粛で日本酒の消費量が落ち込む中、組合に加盟する県内の酒蔵がスクラムを組み初めて企画した。11月の審査会で酒を調合し、海の幸に合う辛口に仕上げた。
この日、組合員は機械を使って酒を瓶詰めした後、ラベルを貼り付けたり、箱に詰めたりする作業を行った。容量は1・8リットルと720ミリリットル、270ミリリットルの3種類あり、今月10日から県内の酒店やスーパーで数量限定で販売する。
同組合の玉生貴嗣理事は「酒蔵の情熱がこもった自信作。鍋物と一緒に、ぬるかんで味わってほしい」と話した。