「アマビエ」の切り絵を贈る辻口さん(左)=羽咋市内の花き店

「アマビエ」の切り絵を贈る辻口さん(左)=羽咋市内の花き店

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駅前商店街にアマビエ切り絵 羽咋の辻口さん15枚寄贈

北國新聞(2020年12月10日)

 北國新聞文化センター羽咋教室講座「たのしい絵手紙」の講師で、絵手紙作家の辻口敦子さん(61)=羽咋市川原町=は9日までに、故郷である同市の駅前通り商店街に、疫病を治めるとされる妖怪「アマビエ」をかたどった自作の切り絵15枚を贈った。加盟店の店頭に飾られる。
 辻口さんの実家は、かつて商店街で釣り具店と民宿を営んでおり、コロナ禍で苦境にある故郷を元気付けようと寄贈を思い立った。能登の正月の縁起物「蓬(ほう)莱(らい)」を現代版にアレンジした「夢宝来」を10年前から自作する辻口さんは、アマビエの姿と「疫病退散」の文字をB4判の紙に切り絵で描いた。
 9日は、幼なじみである金井亮太郎理事長(60)が営む花き店を訪れた。切り絵と3色の台紙を贈った辻口さんは「ふるさとの商店街が元気になってほしい」と願いを込めた。

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