能登町の宇出津港で20日、今季最多となるブリ約1060本が水揚げされた。千本の大台は2季ぶりとなる。先週から連日500本超が揚がっており、好調な水揚げに港は活気づいている。
ブリは能登町沖の4カ所の定置網に入った。石川県漁協能都支所では113本が競りに掛けられ、重さ10キロ以上で支所の地域ブランド「宇出津港のと寒ぶり」には73本が認定された。丸々と太った大物が多く、最大は14・7キロだった。残りの約950本は金沢市中央卸売市場に運ばれた。
宇出津港では17日に約560本、18日に約750本が揚がっており、支所の担当者は「寒波とともにブリも来た。このまま安定した水揚げが続いてほしい」と期待した。