木曽郡木曽町三岳の西野川沿いの崖にできる「白川の氷柱群」が、今冬は順調に大きくなっている。絶壁から染み出す地下水が凍り付いて柱となり、柱同士がくっつき、巨大な「壁」を形成する。昨季は暖冬の影響からか、柱もあまりできなかったという。6日に訪れた人たちは「今年は立派になりそうだ」と期待していた。
近くで温泉旅館「けやきの湯」を営む小坂広寿(ひろとし)さん(82)によると、大きければ幅約250メートル、高さ約50メートルの氷の壁になる。今冬は昨年12月20日ごろに氷柱ができ始めた。寒い日が続けば、20日ごろに見頃を迎えそうという。
木曽おんたけ観光局(木曽町)は6日、夜間に氷柱群に照明を当て始めた。2月半ばまで続ける。