屋根雪下ろしの作業に励む長田組の社員=相倉合掌造り集落

屋根雪下ろしの作業に励む長田組の社員=相倉合掌造り集落

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世界遺産守る屋根雪下ろし 南砺・相倉合掌造り集落

北日本新聞(2021年1月14日)

 南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で13日、同集落保存財団職員と地元の建設会社社員らが茅(かや)ぶき屋根の雪下ろしを行った。

 雪下ろしは、合掌造り家屋を雪の重みから守るとともに、大量の雪が落ちる時に屋根にふいた茅が剥がれ落ちるのを防ぐ大切な作業。屋根の雪下ろしは昨年12月下旬に一度実施したが、このところの寒波で屋根の雪は1メートルを超えた。

 この日は朝から、集落保存財団の職員や長田組(同市大島・平)の社員らが約60度の傾斜がある屋根に上って作業に汗を流した。

 同集落一帯の積雪は約1・8メートル。長田組の長田一政社長は「五箇山にこれほど雪が積もったのは5、6年ぶりではないか」と話した。

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