今春の第70回となみチューリップフェア(4月22日~5月5日)での新型コロナウイルス感染を防ごうと、砺波市は観光客の入場日と時間を指定する入場券を初めて販売する。各日の入場時間を1時間ずつずらして7区分とし、来場者を分散させて3密を回避する。市が22日、同市議会全員協議会で説明した。
入場は午前8時半から1時間刻みとし、最終は午後2時半から。滞在時間の制限はない。指定時間以降であれば、遅れて他の時間帯になっても入場できる。入場券は7区分それぞれ4千枚まで販売し、券購入後の日時変更やキャンセルはできない。20人以上の団体や招待券の客には指定時間制を適用しない。入場券は、従来のフェア会場とコンビニ店に加え、新たに同フェアのホームページでも販売される。
会場のレイアウトや展示方法も混雑緩和のため見直し、メーンの出入口となる北門は入場と退場のゲートを別にする。これまで野外ステージ前にあった人気スポット「花の大谷」は市美術館前に移すほか、展望園路「チューリップスカイウォーク」を一方通行とする。
入場料は大人1300円(前売り1200円)、小中学生200円。前売りは3月1日から4月21日まで。
昨年のフェアは新型コロナのため中止された。市は新しいチューリップタワーも完成する70回目のフェアで新型コロナ対策を徹底し、例年通り来場者30万人を目指す。