七尾市能登島の耕作放棄地で栽培した酒米で造った日本酒「純米能登島」が完成し、30日から能登島の道の駅「のとじま」で販売が始まった。今年は新たに飲みきりやすい300ミリリットルの小瓶と、生酒も用意し、酒で能登島をアピールする。
「能登島」は2016年にのとじま島おこし団が企画し、数馬酒造(能登町)が製造を担っている。今年は7軒の農家の酒米で、1升瓶(3080円)を300本、4合瓶(1760円)を700本、300ミリリットルの小瓶(880円)を800本造った。
4合瓶と小瓶は生酒も用意した。生酒の瓶は、能登島の海をイメージした水色で仕上げた。1年間熟成した「能登島」も同時に販売し、飲み比べを楽しんでもらう。
島おこし団の松井慎吾団長(46)は「今年は小瓶も用意したので、気軽に飲んでみてほしい」と話した。