完成した富山国際大オリジナルの日本酒「MUSUBI」

完成した富山国際大オリジナルの日本酒「MUSUBI」

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オリジナル日本酒「MUSUBI」完成 富山国際大生ら開発

北日本新聞(2021年2月16日)

 富山国際大現代社会学部の学生らが開発を進めてきたオリジナルの日本酒が完成した。昨春から酒米の田植えや稲刈り、酒蔵での仕込み作業を体験し、ラベルのデザインも考案。酒造りで関わった人とのつながりに感謝を込め、「MUSUBI(結)」と名付けた。

 日本酒造りを通じて日本文化の魅力を再確認し、多角的な視点を養おうと、同学部の学生と教員が昨年3月にプロジェクトチームを結成。富山市八尾町桐谷の田んぼで酒米を育て、八尾町東町の「玉旭酒造」で仕込み作業を行ってきた。

 昨年11月下旬に搾りたての酒を学生と教員が試飲し、ラベルのデザインを話し合った。玉旭酒造や、八尾地域の耕作放棄地の活用に取り組むNPO法人「アイフィールファイン」といった協力者とのつながりに感謝し、商品名を決定。ラベルは「結」の文字を元に、イネをイメージした黄緑色のデザインに仕上げた。

 日本酒177本が2月上旬に完成。2年の原野風香さん(20)は「達成感がある。商品作りの大変さが分かった」と話す。プロジェクトは来年度も継続し、新型コロナウイルスの影響で本年度できなかったマーケティング戦略の考案など、内容を拡充させる予定だ。

 出来上がった日本酒のうち120本は大学内で関係者向けに販売し、残りは玉旭酒造で取り扱っている。

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