富山ガラス造形研究所(富山市西金屋)の卒業制作展が富山市ガラス美術館で開かれ、学生の意欲作を紹介している。21日まで。
3月に卒業・修了予定の造形科14人と研究科3人が計30点を出した。
優秀作品賞に選ばれた岩本悠里さん(研究科)の「きみと暮らす」は、楕円(だえん)形に膨らませた吹きガラスにエナメル絵の具で目や口を描き、オリジナルのキャラクターに仕上げた。特別審査員賞の高木香織さん(造形科)の「colony(コロニー)」は、触覚のようなものがある丸形のガラス約300個をつなぎ合わせ、繊細な造形で自身の悩みを表現した。