成田屋に関するパネルや展示品を楽しむ来場者

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「歌舞伎のまち」魅力伝え 小松でギャラリーオープン

北國新聞(2021年3月6日)

 小松公演に合わせ同日、会場の県こまつ芸術劇場うららで「歌舞伎のまちギャラリー 成田屋と小松の絆」がオープンした。歌舞伎俳優の十二代市川團十郎さん、市川海老蔵さんらと、小松市のつながりを伝えるパネルやゆかりの品が展示され、来場者は歌舞伎の伝統文化が根付く魅力を感じ取った。
 團十郎さんは1987(昭和62)年、同市で開催された「勧進帳小松800年祭」で演じたことを機に小松を幾度となく訪れ、子供役者を指導するなど交流し、同劇場大ホールも設計監修した。海老蔵さんも小松で公演を重ねている。
 ギャラリーでは、團十郎さんと海老蔵さんの等身大パネルを前に記念撮影する人が見られ、サイン入り扇子やパンフレットが飾られ、市内の子供役者が舞台で演じた「勧進帳」の映像も流された。
 市川海老蔵さんは歌舞伎のまちギャラリーの開設について、小松市を通じて「父が設計に携わったこの劇場に、小松市さまと我々市川家のご縁をご紹介頂き、うれしく思います。今後ともこのご縁を大切に、小松市さまが『歌舞伎のまち』として発展されることをお祈り申し上げます」とコメントした。

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