高岡市伏木古国府の国重要文化財・勝興寺の「平成の大修理」完工を記念したイベントが4月9~11日、同寺で開かれる。暗闇の中境内を照らしだす「灯(あか)りの勝興寺」や映画上映会、万葉衣装をテーマにしたファッションショーなど、よみがえった壮大な伽藍(がらん)を舞台に多彩な催しを繰り広げる。
同寺は23年間にわたる平成の大修理を終え、4月11日に竣工(しゅんこう)式を迎える。イベントは同市伏木地区の高岡商工会議所議員や商店主らでつくる「新風会」と北日本新聞社でつくる実行委員会が主催する。
灯りの勝興寺は会期中午後6時から同9時まで、境内をLED(発光ダイオード)の電球で彩る。9日午後6時半からは本堂で映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」を上映する。鑑賞希望者は事前申し込みが必要。
ファッションショーは10日午後7時から、本堂と本坊をつなぐ廊下で開催。寺をイメージしたコスプレ衣装や万葉衣装、加賀友禅の振り袖をまとった出演者が華やかに練り歩く。11日午後6時からは「よーさるツアー」として、境内の夜間見学会を行う。
いずれも入場、参加は無料。問い合わせは同商議所伏木支所、電話0766(44)0457。