設置された巣塔を見物する関係者=河北潟干拓地

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コウノトリ営巣に期待 河北潟干拓地に塔

北國新聞(2021年3月11日)

 河北潟干拓土地改良区(津幡町)は10日、国特別天然記念物であるコウノトリの営巣用の塔を干拓地に設置した。改良区は希少な鳥の繁殖に取り組むことで、河北潟の豊かな生態系や農業を発信する。
 設置は石川県内で初めてとなった。全国各地で繁殖や保護に取り組む日本コウノトリの会(兵庫県豊岡市)の協力で高さ12・5メートルの塔を建て、最上部には巣作りのスペースとなる直径1・6メートルの台を設けた。
 河北潟では昨年6~10月にコウノトリが滞在していた。コウノトリは生態系が豊かで農薬の使われていない田んぼに飛来することが多いとされる。
 同会の佐竹節夫代表は「地域活性化と環境保護に役立ててほしい」と願った。改良区の河上孝光事務局長は「落ち着いて繁殖できるよう、静かに見守ってほしい」と話した。

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