13日に無人化されるJR高松駅=かほく市内

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七尾線の高松駅 無人化で住民「寂しい」

北國新聞(2021年3月13日)

 JR七尾線の高松駅(かほく市)が13日、無人化される。12日にはICカード対応の改札機や点字ブロックが新たに整備されるなど駅舎内で準備作業が進められた。地元住民からは駅員が不在となることに「これまで当たり前だったので、寂しくなる」「不便になるのではないか」と残念がる声が上がっている。
 旧高松町史によると、高松駅は1898(明治31)年に開業した。かほく市高松地区の玄関口で、現在も高松駅を始発、終着する列車が設定されている。
 JR西日本は人口減少で駅利用者のさらなる減少が見込まれることから、2030年度までに七尾線と北陸線の12駅を新たに無人化する方針を示している。
 同社によると、高松駅の19年度の1日平均乗車人員は567人で、宇野気駅の1294人と比べて半分以下となっている。
 無人化に合わせ、高松駅にはICカード対応の改札機や自動券売機を新たに配置し、券売機や乗り場に誘導する点字ブロックも整備した。券売機は片道乗車券のみの販売となる。
 月に1回駅を利用するというかほく市高松の60代主婦は「金沢で働いていた時は毎日利用し、駅員さんにあれこれとお世話になった。改札口に誰もいなくなるのは寂しい」と話した。
 七尾線では中能登町の良川、能登部、津幡町の本津幡の3駅、北陸線の野々市、加賀笠間(白山市)の両駅も4月1日に無人化される予定となっている。

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