山車同士を激しくぶつけ合う「かっちゃ」。大勢の見物客が詰め掛ける=2019年5月15日、高岡市伏木湊町

山車同士を激しくぶつけ合う「かっちゃ」。大勢の見物客が詰め掛ける=2019年5月15日、高岡市伏木湊町

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「かっちゃ」初の無観客 5月の伏木曳山祭

北日本新聞(2021年4月9日)

 5月15日に高岡市伏木地区中心部で2年ぶりに開かれる伏木曳山(ひきやま)祭で、提灯山車(ちょうちんやま)同士を激しくぶつけ合う「かっちゃ」が無観客で行われることになった。同祭実行委員会(塩谷雄一会長)が8日、市伏木コミュニティセンターで開いた総会で決めた。新型コロナウイルス感染防止のためで、同実行委によると、かっちゃの無観客は初めて。地域の伝統文化の保存・継承を最優先に取り組む。

 同祭は「けんか山」として知られ、市無形民俗文化財に指定されている。昨年はコロナ感染拡大を受け中止された。目玉行事のかっちゃは夜に行われ、毎年数千人の観光客が会場に詰め掛ける。今年は「密」を避けるため観客席を用意せず、地元住民も含めて見学を受け付けないことにした。

 日中の花山車の巡行は順路を短縮し、各町が時間差で出発する。専用の駐車場を設けず、花山車の巡行や祭り前夜のライトアップなどの見学は住民に限定する。祭りの様子はケーブルテレビが生中継する予定。今後の感染状況によっては事業内容を再検討する。

 総会は地元関係者や高橋正樹市長ら約70人が出席。石須克也総々代は「無観客でも、かっちゃができることがうれしい。2年のブランクがある分、安全に気を付けたい」と話した。

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