昨年2月の土砂崩れで一部通行止めとなっていた白山白川郷ホワイトロード(延長33・3キロ)で29日、石川県側の無料区間が開通した。大型連休の開通は2018年以来3年ぶりで、初日は午前中から県内ナンバーの車が行き交った。
無料区間は白山市尾添の起点から中宮料金所までの延長4・5キロ。18年12月、起点から1・6キロの地点で崩落が発生した。対策工事後、19年は7月に開通したものの、20年2月に隣接斜面が再び崩れ、昨年は年間を通して岐阜から石川への通り抜けができなかった。
県は斜面崩落の上部を固定するなど復旧作業を進めてきた。無料区間内にある県白山自然保護センター中宮展示館(白山市)も29日に開館した。工事を続けている約250メートルの区間は片側交互通行となっている。
県は29日、白山市白峰の県道白山公園線16・7キロ区間について、雨量次第で通行止めの可能性があるとして注意を呼び掛けた。