高森町などは10日、町内で制作された高さ約10メートルの操り人形「モッコ」が東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県を15日から巡回公演するのを前に、高森中学校グラウンドで壮行会を開いた。町内の小中学生や住民ら約千人が集まり、エールを送った。
巡回は東京五輪・パラリンピック公式文化プログラムの一環。モッコの制作には町民ら約100人が携わった。モッコが着ているマントには町の小中学生による「がんばれ!東北!」などのメッセージが貼ってある。
壮行会で高森北小6年杉本陽喜(はるき)君(11)は「モッコ、みなさんの思いを背負って行ってらっしゃい」とあいさつ。子どもや住民らは「希望」の人文字を作り、モッコと共にドローンで記念撮影した。