天井にぶら下がるエコバッグを見上げる鈴木マサルさん(左)と来場者=県美術館1階TADギャラリー

天井にぶら下がるエコバッグを見上げる鈴木マサルさん(左)と来場者=県美術館1階TADギャラリー

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生活彩るデザインを体感 県美術館で富山もよう展始まる

北日本新聞(2021年5月18日)

 富山の景色や動物、名産品をデザインした「富山もよう」の企画展が17日、富山市の県美術館で始まった。富山もようは国内外で活躍するテキスタイルデザイナーの鈴木マサルさん(東京)が手掛けた。会場の壁や天井には、ライチョウや海の幸をモチーフにした柄や、富山もようの北日本新聞紙面で作られたエコバッグが並び、生活を彩るデザインの魅力を伝えている。6月22日まで。

 富山もようは、2014年に本紙のラッピング紙面企画として始まり、これまで12作品を発表。エコバッグ作りや富山市のベイビーボックスプレゼントのパッケージに使われている。

 今回は富山もようの原画やスケッチなどを展示。鈴木さんのインタビューやデザインが生み出される様子を収めた映像作品もあり、地域の魅力が鈴木さんの目を通して作品になっていく過程を紹介している。

 小学2年の息子と訪れた同市新根塚町の主婦、鳥越あゆみさん(37)は「鈴木さんのデザインする柄が好き。鮮やかな色とかわいらしい模様に、気分が明るくなる」と笑顔を見せた。

 美術館内のレストラン「BiBiBi&JURULi(ビビビとジュルリ)」では今月21日から会期中、同展に合わせた限定メニューを提供する。

 県美術館、富山もようプロジェクト(富山もよう展ディレクターズ、北日本新聞社)主催。

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