休憩ロビーで展覧会を開く遊彩会の(右から)米田さん、筧会長。左は白樺の湯の山森支配人

休憩ロビーで展覧会を開く遊彩会の(右から)米田さん、筧会長。左は白樺の湯の山森支配人

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入浴がてら絵画鑑賞 大山「白樺の湯」で遊彩会展

北日本新聞(2021年5月31日)

 富山市大山地域の住民有志で運営する日帰り温泉施設「白樺の湯」(富山市亀谷(かめがい)・大山)を盛り上げようと、県内の絵画愛好家でつくる「遊彩会」(筧秀峰会長)は31日から、同施設の休憩ロビーで展覧会を開く。会員13人が亀谷周辺の風景を描いた水彩画や油絵などを出品する。入浴料を払えば作品を鑑賞できる。6月30日まで。

 展覧会の開催は、遊彩会の会員で、県内外の駅舎を描いている富山市の洋画家、米田英隆さん(73)が発案した。米田さんが4月上旬、白樺の湯の開業記念に、近くの岩峅寺を描いた油彩画「春は電車に乗って」を寄贈したことが縁となった。「泉質がよく、素晴らしい温泉。人が集まるきっかけになればいいと思った」と話す。

 遊彩会は今月初め、亀谷に出向いてスケッチ会を開いた。会員らは新緑の白樺平や白樺の湯に続く坂道、近くの水力発電所などを描き、展覧会に21点並べた。

 白樺の湯は、今後も休憩ロビーで写真展や演奏会などの催しを開く予定。支配人の山森潔さん(72)は「地域の憩いの場にしていきたい」と語る。

 営業時間は午後1時から同8時まで。入浴料は中学生以上440円、小学生140円、未就学児60円。火曜日定休。展覧会は北日本新聞社後援。

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