羽咋市神子原町の農産物直売所「神子の里」は1日、神子原地区3町の高齢者を対象に、14日から順次始まる新型コロナワクチンの個別接種の予約代行を始めた。初日は13人が接種券を持参して事務所を訪れ、職員に希望日や希望医療機関を伝えた。
市内11の医療機関での個別接種について、市がコールセンターとウェブで予約受け付けを始めたのに合わせた。山間部である神子原地区の住民の高齢化率は市内で最も高い約50%に達しており、生活支援策の一環として企画した。
事前に地区内124世帯に案内チラシを配布して利用を呼び掛けた。予約代行を依頼した男性(81)は「予約の電話はつながりにくいって聞いていた。パソコンは持っとらんから、予約してもらいに来た」と話した。