五分咲きのウルップソウ。6月中旬にかけて見頃を迎える=2日

五分咲きのウルップソウ。6月中旬にかけて見頃を迎える=2日

長野県 白馬・安曇野 花・紅葉

早咲きの花も楽しんで 白馬五竜高山植物園、早期開園へ

信濃毎日新聞(2021年6月3日)

 白馬村の白馬五竜高山植物園(標高1515メートル)が5日、土日限定で例年より2週間ほど早く営業を始める。開園20年余で最も早いといい、例年の開園時期なら見頃が過ぎる早咲きの花も楽しめそう。新型コロナの影響が長引く中、かれんな植物を眺めて安らいでほしいとPRしている。

 冬季はスキー場の深い雪の下になる同園は広さ3万平方メートル。約300種類、200万株ほどを育てており、国内最大規模の高山植物園という。一部の品種は雪解けとともに芽生え、開花から数日のうちに花びらが落ちてしまう。例年営業を始める6月中下旬には見られない花々もあった。

 今季は5月の大型連休明けにスキー場を閉鎖し、早期オープンに向け、ゴンドラのメンテナンスや園内整備を急いできた。2日はウルップソウやシラネアオイ、チョウノスケソウ、クロユリなどが咲き始め、つぼみも多く見られた。6月中旬にかけて見頃を迎える見通しだ。

 早期オープンは5、6日、12、13日で、19日から通常営業を始める。ゴンドラの往復運賃2千円が必要。学芸員によるガイドツアーも予定しており、広報担当の田中小枝さん(42)は「園内をゆっくり回り、咲き始めの新鮮な色合いや香りを楽しんでほしい」と話している。

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