100周年記念のバンダナを手にする赤沼さん

100周年記念のバンダナを手にする赤沼さん

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創設100年記念バンダナ 北ア燕岳「燕山荘」

信濃毎日新聞(2021年6月8日)

 北アルプス燕岳(2763メートル)山頂近くの山小屋「燕山(えんざん)荘」は、今年の創設100周年を記念するバンダナを作った。新型コロナの影響で節目を祝うイベントが開きにくいため、代わりにオリジナルグッズを制作。山小屋の宿泊客に配ったり、売店で販売したりしていく。

 赤と青、茶の3色で大きさは50センチ四方。燕岳ゆかりの動植物に関心を持ってもらおうと、山小屋の周辺に姿を見せるライチョウをデザインした。税込み千円。

 燕山荘は1921(大正10)年、初代の赤沼千尋さん(故人)が前身の「燕の小屋」を建てたのが始まり。初心者からベテランまで幅広い登山者に親しまれ、学校登山も多く受け入れてきた。

 燕山荘ホームページには今年、100年の歴史を紹介する特設ページも開設。建設当時の写真や年表とともに歩みを振り返っている。3代目オーナーの赤沼健至社長(70)は、山小屋を長年支えてくれた宿泊客やスタッフらに感謝しながら「登山客に楽しんでもらうため、これからも工夫を重ねたい」と話している。

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