白山市と岐阜県白川村を結ぶ白山白川郷ホワイトロードのうち、冬季閉鎖中だった石川側の有料区間が１９日、供用を再開した。昨年無料区間で発生した土砂崩れの影響で、開通は２年ぶりとなった。初日は雨となったが、待ち望んだドライバーが中宮料金所を通過した。
　ホワイトロードは延長３３・３キロで、１９日は中宮料金所から石川、岐阜両県境までの１４・１キロと、県境から岐阜側に位置するホワイトロード最高地点の三方岩駐車場（標高１４５０メートル）までの０・２キロの計１４・３キロが開通した。
　開通式は雨で中止となり、白山林道地元協力会による安全祈願祭が行われた。開通記念として、料金所を通過したドライバーには特産品の袋詰めが贈られた。
全線開通は来月中旬
　白川村の馬狩料金所周辺で発生した雪崩の復旧を待ち、全線開通は７月中旬の見込み。岐阜側への通り抜けはできず、同駐車場で折り返す必要がある。通行料金は全線開通まで普通自動車が１３００円、軽自動車が１１００円。