見て分かりやすい展示に刷新した義仲館

見て分かりやすい展示に刷新した義仲館

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木曽「義仲館」の改装工事終了 見て分かりやすい展示に

信濃毎日新聞(2021年6月23日)

 木曽町日義で育った武将木曽義仲と、木曽で生まれ義仲と共に戦ったとされる巴御前(ともえごぜん)を紹介する町の施設「義仲館(やかた)」の改装工事が終わり、22日、完成式があった。伝説を基に、2人の人物像を探る展示を試み、テーマは「義仲と巴からの手紙」。絵画や彫刻など視覚的に分かりやすい品が並ぶ。7月4日に開館する。

 玄関を入ってすぐに二人の等身大人形を展示。その隣に「義仲伝絵巻」と題する壁画を置いた。松尾芭蕉や芥川龍之介らが書き残した文章や古い絵画を基に、東京で活動するデザイナーが制作した。

 巴御前については、県内外の画家ら4人が伝承を基に作った肖像画や映像作品を展示。それぞれが「天国での義仲様とのお幸せを心からお祈り申し上げます」などと記した手紙も掲げた。地図上のアイコンに触れるとその土地の義仲伝説の概要が表示される装置も置いた。

 旧義仲館は1992年5月開館。改装に伴い2019年12月に休館するまで延べ31万7千人が入館した。新展示は東京のコンサルに委託し、改装事業費は約9千万円。

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