かほく市大崎の砂丘地で育った「大崎すいか」の出荷作業が23日、同市森のJA石川かほく宇ノ気集出荷場で始まり、甘く実った約240個が大きさや形に応じて箱詰めされ、富山市の市場へ運ばれた。
今年はシャリシャリとした食感の赤い果肉の品種に加え、新たに柔らかく黄色い果肉の品種も栽培している。生産者でつくる大崎園芸生産組合の喜綿和彦組合長は「初めての試みだったが、うまく育ってくれた。糖度も十分あるので、いろんな人に味わってほしい」と話した。
同組合によると、今年は3軒の農家が約4ヘクタールで栽培している。7月下旬まで約160トンの出荷を見込む。県内ではJAグリーンかほく(津幡町)で販売され、7月からは同集出荷場と道の駅高松にも並ぶ。
選果作業に先立ち、目合わせ会が開かれ、油野和一郎市長とJA石川かほくの西川一郎組合長があいさつした。