加賀市は28日、イタリア出身のタレントで「ちょいワルおやじ」の代表格であるパンツェッタ・ジローラモさん(58)を「PRアンバサダー(大使)」の第1号に任命した。ジローラモさんには自身のユーチューブチャンネルで温泉や伝統工芸品などの魅力を紹介してもらう。
ジローラモさんは石川県に何度も旅行で訪れており、今年3月、モデルを務める雑誌の撮影で加賀市に来た際、同行した市職員に「このすてきな場所を元気にしたい」などと話していたことがきっかけで、大使に白羽の矢が立った。
市役所で任命書を受け取ったジローラモさんは「温泉文化が盛んな加賀市はイタリアと似ている」と話し、PRへ意気込みを示した。
宮元市長は「強力な応援団。市の知名度も大きく上がるのではないか」と期待した。ジローラモさんは年に数回ほど同市を訪問し、九谷焼や山中漆器の体験、食文化、自然などを発信する。