松本ハイランド農協すいか共選所(松本市波田)で4日、露地栽培のスイカの選果と出荷が始まった。5月まで低温だったが、6月から気温が上がり、糖度が高まったという。同農協すいか部会長の上原伝一さん(65)は「シャリっとした食感と甘さが自慢」と話している。
生産者9戸が約2800玉持ち込んだ。検査員が傷の有無などを調べてベルトコンベヤーに乗せ、選果機が糖度や熟度を測定。品質や大きさごとに箱詰めされた。
春先は強風にも悩まされたが「生産者のノウハウと努力で高品質を保っている」と上原さん。今後も晴れの日が多いほど糖度が高まるという。露地物のスイカは9月中旬ごろまで出荷が続き、出荷量は例年並みの94万ケース(1ケース2玉入り)、販売高25億円を見込む。