会場となるリハーサル室に設置されているスタインウェイピアノ

会場となるリハーサル室に設置されているスタインウェイピアノ

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ピアノ名器演奏いかが 富山市民芸術創造センターが来月ミニコンサート

北日本新聞(2021年7月15日)

 富山市民芸術創造センター(同市呉羽町)は8月16日、世界最高峰とされるピアノ「スタインウェイ」を使ったミニコンサートを初めて開く。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、演奏を発表する機会を失った人に向けた企画で、参加者を募っている。同センターの大瀧毅士館長代理は「楽しんで演奏してもらいたい」と話した。

 富山市民芸術創造センターが所有するスタインウェイ2台はいずれもドイツ製のグランドピアノ。楽器全体で音が響く設計になっており、繊細な音質から華やかな音色まで自由に表現できる。

 名器に触れる機会を多くの人に提供しようと、同センターはこれまで、演奏体験会を毎年開いてきた。しかし、コロナ下で「練習の成果を発揮する場がない」との声が多く寄せられ、今年から555平方メートルの舞台稽古場と、470平方メートルのリハーサル室を演奏発表会に利用できるようにした。

 ミニコンサートはリハーサル室を会場に、「サマ☆スタ」の一環として初めて開く。同センターは8月10~15日に開く演奏体験に参加する小学生以上89人を募集しており、演奏体験参加者の中から、抽選で希望者20人がコンサートで演奏できる。

 コンサートでは1人当たり約10分間、家族や友人らの前で演奏を披露できる。ソロ演奏や連弾のほか、バイオリンなど他楽器との共演も可能だ。

 演奏体験参加は事前申し込み制で今月23日締め切り。問い合わせは富山市民芸術創造センター、電話076(434)4100。

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