加賀市の山代温泉観光協会は31日夜、同市山代温泉の服部神社で九谷五彩をイメージしたライトアップ「五彩の輝き」を始めた。昨年スタートした取り組みで、夜の散策スポットとしての定着を目指す。
拝殿の左右にショウブの花と八咫烏(やたがらす)をあしらった屏風(びょうぶ)を配置した。境内に九谷五彩の色の行灯(あんどん)を50基配置して、神秘的な空間を演出した。SNSを使用したフォトコンテストも開催して若年層の観光客にも魅力を発信する。
山代地区では、昨年に引き続き新型コロナで各種行事が中止となっており、31日開幕予定だった「山代大田楽 湯入れ行列」(本社後援)も8月28、29日に延期された。同協会の担当者は「せっかく訪れた観光客が夜の山代を楽しむ場所になってほしい」と話した。
ライトアップは10月31日まで、午後7時~同10時に実施される。