在日スウェーデン大使館による「スウェーデンのパパたち写真展」が２６日から上市町で開催されるのを前に、作品を撮影した写真家、ヨハン・ベーヴマンさんが２３日、展示によって「男性が育児を担うことを考えるきっかけにしたい」とテレビ会議システムで呼び掛けた。

　写真展は７０カ国で開催されたほか、２０１７年から日本国内で巡回。スウェーデンの制度を活用し、６カ月以上の育児休暇を取得して、子どもと一緒にいることを選んだ父親たちを撮影した２５点を紹介する。

　２３日は展示に協力する町観光協会の澤井俊哉事務局長が、スウェーデン南部のマルメにいるベーヴマンさんに作品の意図などについて質問し、同大使館の速水望さんが通訳した。

　ベーヴマンさんは２年間かけて父親たちを撮影。「育児は誰かに教えてもらうことではなく、経験しながら身に付けることだと学んだ」と振り返り、「男性はどうあるべきかを決めつけず、性は平等であるべきだ」と話した。

　写真展は９月４日まで町保健福祉総合センターロビーで開催する。北日本新聞社後援。