ミニチュアを眺める竹山さん(左)と矢後店長

ミニチュアを眺める竹山さん(左)と矢後店長

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ライブ休止のステージ 作品展に活用 伏木のカフェ「海岸通り」 ミニチュアずらり

北日本新聞(2021年9月8日)

 新型コロナウイルスの影響で音楽ライブの開催が困難な状況の中、使われなくなったステージを活用した作品展が、高岡市伏木国分のカフェ「海岸通り」(矢後訓店長)で開かれている。同店は当面、店内ライブを休止することから、15日まで寂しくなったステージに上市町の小学校教諭、竹山佳保里さんのミニチュア作品を展示する。店を訪れた音楽愛好者らは精巧な作品を眺めながら、ライブの再開を心待ちにしている

 カフェは2011年秋にオープン。アマチュアミュージシャンらの活動の場にしてもらおうとステージを構え、ライブを400回以上開いてきた。コロナ禍でも感染対策を講じてライブを続けてきたが、県内の感染拡大を踏まえ、現在は見送っている。

 ライブのないステージを華やかに彩ろうと、矢後店長と音楽仲間の竹山さんがミニチュア展示を企画した。今年4月下旬に初めて開き、今回は第2弾となる。

 竹山さんは昨年春の休校中にミニチュア作りを始め、今回は新作10点余りを並べた。空き箱や折り紙、紙粘土といった材料で、バーカウンターや、おでんの屋台、石畳の町並みなどを忠実に再現している。

 竹山さんは「コロナ禍で制限が多い中でも、身近な物を使って楽めることを知ってほしい」と呼び掛けた。矢後店長は「カフェ利用で訪れた音楽仲間らが作品に見入っていた。展示を楽しんでもらいながら、ライブの再開を待ちたい」と話した。

 営業は午前10時~午後6時半。月曜定休。

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