中央アルプス千畳敷カール(約2600メートル)が、紅葉の見頃を迎えている=写真。秋晴れとなった29日、登山客らが赤や黄色に染まった低木や草を眺めながら散策し、写真を撮っていた。駒ケ岳ロープウェイを運行する中央アルプス観光(駒ケ根市)によると、あと1週間ほど楽しめる。
ナナカマドは葉も実も赤く、ダケカンバは黄色に。同社によると、気温5度ほどになる朝晩の冷え込みで例年より早めに一気に色づいた。長野市から母と訪れた理学療法士の武村結香さん(24)は「初めて来たが、麓と全く違う空気と景色が気持ちよい」と笑顔だった。