夕日を浴びて到着する全国のライダー=羽咋市千里浜海岸

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千里浜に1400台 久々の旅満喫 バイクイベントSSTR開幕 まん延防止解除で続々

北國新聞(2021年10月3日)

 国内最大級のバイクイベント「サンライズサンセットツーリングラリー2021」(SSTR、北國新聞社後援)は2日開幕し、全国のライダーが夕日に輝く羽咋市千里浜海岸のゴールを目指して疾走した。1日に新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が全国で解除され、久しぶりに旅の醍醐味(だいごみ)を満喫したライダーを地元住民をはじめ、能登各地の人々が歓迎した。

 SSTRは太平洋側で朝日を見て午後6時半までに千里浜到着を目指すルール。9回目の今回は過去最多の8500台の参加を見込んだが、コロナ禍で最終日となる17日までのエントリー数は2日時点で5700台となっている。

 初日は1400台が参加し、1日に全線通行が再開された千里浜なぎさドライブウェイを走った。

 千里浜では今年結成された応援実行委員会の冨山一夫委員長(80)=羽咋市千里浜町=ら住民と能登の観光関係者が出迎えた。岸博一羽咋市長、寳達典久宝達志水町長、冨山委員長、主催者でオートバイ冒険家の風間深志さんがあいさつした。日の入り時はライダーがカウントダウンした。

 バイクで史上初となる北極点、南極点到達、世界最高度記録など数多くの伝説を持つ風間さんは「地元の方々が温かく迎えてくれたから続けられた。来年は1万台を迎えたい」と話した。

 穴水町観光物産協会が千里浜海岸のブースに初出店し、オリジナルステッカーやバッグを提供した。宝達志水町も千里浜なぎさドライブウェイの今浜海岸で初出店し、寳達町長らがイチジクを振る舞った。宝達志水関東ふるさと会、ふるさと関東羽咋会、JAはくいも協力し、飲料などを贈った。

 七尾市和倉温泉お祭り会館では17日まで、参加者にコーヒーを無料提供する。

 輪島市門前町の道の駅赤神では風間さんが1985(昭和60)年、バイクでエベレストの高度6005メートルまで登り、世界記録を樹立した際のバイクやヘルメット、スーツを展示した。

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