記念碑に向かって一礼する出席者たち

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「一同、礼」20秒で終了 塩尻・岡谷市境で日本一短い祭り

信濃毎日新聞(2021年10月19日)

 塩尻・岡谷市境の塩嶺御野立(おのだち)公園で18日、日本一短い祭りとされる「塩嶺御野立記念祭」が開かれた。両市職員や地元区長ら約50人が「一同、礼」の声に合わせて20秒間、明治天皇巡幸の記念碑前で頭を下げ、祭りを終えた。

 記念碑は、明治天皇が1880(明治13)年に現地を訪れたことを記念し、1915(大正4)年に地元有志が建立。同年から毎年記念祭を開いている。年2回で、春は岡谷市、秋は塩尻市の担当。新型コロナを考慮し、昨年から参加者を制限し、懇親会も中止している。塩尻市の小口利幸市長は「日常生活に戻れるよう新型コロナが早く収束することを願った」と話した。

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