バーテンダーの全国大会で、笑顔でカクテルを作る林さん

バーテンダーの全国大会で、笑顔でカクテルを作る林さん

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「優しい」カクテル、堂々と 軽井沢の林さん、全国大会で入選

信濃毎日新聞(2021年11月10日)

 バーテンダーのコンクール「サントリー ザ・カクテルアワード2021」の全国大会が9日、東京で開かれ、軽井沢町の林希実(のぞみ)さん(23)=下諏訪町出身=が入選した。県勢の入選は2人目。林さんは初出場ながら、全国各地から集まった腕達者に交じり堂々とした姿を見せ「練習の成果は出し切りました」と笑顔で話した。

 全国大会には、全国8ブロックを勝ち抜いた10人が出場。林さんは関東甲信越ブロック代表としてひのき舞台に立った。出場者はそれぞれ制限時間内に5杯のカクテルを作り、作品を紹介するスピーチや質疑応答も行った。一般社団法人日本バーテンダー協会の関係者ら8人が味や手際の良さなどを審査。1位には最優秀賞が、2位には優秀賞が贈られ、残る出場者は入選となった。

 林さんは出場者の中で最年少。関東甲信越大会で作ったカクテルなどで勝負し、ユズの香りのするリキュールなどで「優しさがあふれる」ような一杯を心掛けたという。

 林さんは、軽井沢町の「COCKTAILWORKS(カクテルワークス)軽井沢」に勤務。店舗で深夜や朝に練習に励んできた。「ファイナリストたちと交流できたことは大きな財産。いい経験になった」と林さん。「支えてくれたお店の方々らに恩返しができるよう、反省点を次に生かしたい」と早くも来年の大会を見据えていた。

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