ぬめりのある肌触りが特徴の神通峡温泉

ぬめりのある肌触りが特徴の神通峡温泉

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新源泉もお肌つるつる 楽今日館"美人の湯"

北日本新聞(2021年11月13日)

 源泉のくみ上げ設備が故障していた富山市岩稲(細入)の楽今日館は12日、離れた場所に湧き出ている神通峡温泉の源泉を利用し、新たなスタートを切った。立山山麓温泉で代用する日々が続いていたが、地元の温泉での営業を再開。同日から記念キャンペーン「復活祭」が始まり、多くの常連客や地元住民らが入浴を楽しんだ。30日まで。

 従来の岩稲温泉は4月、近くの山中にある源泉をくみ上げるポンプが故障した。復旧が困難なため、約1キロ離れた楡原(細入)の神通峡温泉の源泉を利用することにした。以前は温泉病院で使われていた温泉で、楽今日館のスタッフがタンクローリーで毎日運ぶ。

 岩稲温泉と神通峡温泉の源泉は成分が非常に似ており、ぬめりのある肌触りが特徴。岩稲温泉は肌がつるつるになると評判で、「美人の湯」と呼ばれていた。

 復活祭では、先着千人にタオルをプレゼントするほか、館内レストランや売店で利用できる300円分の割引券を配る。

 この日は開店前から親しみのある温泉の復活を待ちわびた人たちの列ができた。一番風呂に入った同市婦中町鵜坂の吉村清子さん(76)は「とてもいい湯だった。また来たい」と話した。浦野政樹支配人は「多くの人が待ってくれていたので、再開できてよかった」と語った。

 営業は午前10時~午後10時(12月~2月は午後9時閉館)。元日と不定期のメンテナンス日に休館する。入浴料は中学生以上650円、小学生330円、小学生未満無料。

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