木片で遊ぶコーナーなどが登場した木育の催し

木片で遊ぶコーナーなどが登場した木育の催し

長野県 木曽路 祭り・催し その他

木曽から広める「木育」 町内の建築士が呼び掛け活動開始

信濃毎日新聞(2021年11月22日)

 木に親しみ、豊かな感性を育む「木育」を進めようと、木曽町の建築士稲田優子さん(40)が、町内の伐採業者、大工、空間デザイナーとグループ「mokumoku」を作り、活動を始めた。自身の子どもが木の遊びに夢中になるのを見て発案。21日は初の催しを町内で開き、小さな子ども連れの家族が訪れた。

 稲田さんには5歳と3歳の子どもがいる。仕事場の木片やかんなくずで熱心に遊ぶわが子を見て、他の子にも体験してもらおうと考えた。所属する子育てサークルの催しで木育の場を設けたところ好評だった。本格的に進めるには仲間が必要と考え、仕事で付き合いがあり、いずれも木に関する仕事をしている伐採業の千村格(いたる)さん(46)、大工の田代修司さん(42)、空間デザイナー山下勝彦さん(46)に相談。参加を快諾された。

 21日は移動飲食店が集まるイベント会場近くに場所を借りて開催。来場者は木片で工作。かんなくずのプールもあり、「ここで寝ていい?」と母親に尋ねる子もいた。

 地域では少子化の影響で大工や伐採業者の確保、技術伝承が課題になっているという。稲田さんは「参加者から後継者が出てくることも願っている」と話していた。

今月のお得な国内ツアー びゅう

木曽路 ニュース

木曽路
イベント

木曽路
スポット