県内作家の自信作が並ぶ会場

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533人の創作活動を伝える 県美術連合会創立70年記念展が開幕

北日本新聞(2021年11月28日)

 県美術連合会(西藤哲夫会長)の創立70年を記念した「第70回県芸術祭 美術連合展」が27日、県民会館で開幕した。所属する会員らの日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真合わせて533点を並べ、創作に励む作家たちの活動を伝える。物故役員の代表作も展示し、70年の歴史を振り返った。30日まで。

 美術連合展は1年の締めくくりとして毎年開催している。70年の節目を記念する今回は、昨年より10人多い533人が新作や近作を1点ずつ出品した。

 自己の内面を多彩に表現した絵画や、人や動物のふとした動きを捉えた彫刻、熟練の技を駆使した工芸、墨に思いを託した書、自然や都市の風景を思い思いの構図で切り取った写真が並ぶ。過去10年に亡くなった11人の物故役員の作品も展示している。

 開会式では西藤会長があいさつし、新田八朗知事と駒澤北日本新聞社長が祝辞を述べた。舟本幸人県芸術文化協会副会長、山本修県文化振興財団理事長が加わりテープカットした。式後、県美術連合会を構成する各団体による作品解説もあり、来場者は説明を聞きながら多彩な表現に見入っていた。

 入場無料。28日午前10時から出品作家のギャラリートークがある。12月2~6日に新川文化ホール、11~26日に砺波市美術館で巡回展を開く。県と県芸術文化協会、県美術連合会など主催、北日本新聞社後援。

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