白樺高原国際スキー場の職員をゴンドラから救出される乗客役に見立てた訓練=13日午前10時57分、立科町芦田

白樺高原国際スキー場の職員をゴンドラから救出される乗客役に見立てた訓練=13日午前10時57分、立科町芦田

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本格シーズン備えは万全 立科の白樺高原国際スキー場がゴンドラ乗客の救助訓練

信濃毎日新聞(2021年12月14日)

 18日に今季の営業を始める北佐久郡立科町芦田の白樺高原国際スキー場は13日、ゴンドラリフトが故障して宙づりになり、客が取り残される想定の救助訓練をした。佐久広域連合消防本部川西消防署(佐久市)と合同で実施。雪が30センチほど積もったゲレンデで計13人が手順を確かめた。

 数人がかりでロープやマットを担いで運搬。署員が支柱のはしごを登ってロープをワイヤに取り付けた。ロープをゴンドラの位置までずらし、他の署員に確保してもらいながら地上約10メートルのゴンドラへ。客役のスキー場職員2人に安全ベルトを装着させ、1人ずつゆっくり降ろした。

 消防士長の田口駿さん(29)は「足場が悪くて時間がかかったが慎重に進められた」、スキー場主任の鷹野裕也さん(38)は「普段から備えてはいるが心強い」と話した。

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