18日に今季の営業を始める北佐久郡立科町芦田の白樺高原国際スキー場は13日、ゴンドラリフトが故障して宙づりになり、客が取り残される想定の救助訓練をした。佐久広域連合消防本部川西消防署(佐久市)と合同で実施。雪が30センチほど積もったゲレンデで計13人が手順を確かめた。
数人がかりでロープやマットを担いで運搬。署員が支柱のはしごを登ってロープをワイヤに取り付けた。ロープをゴンドラの位置までずらし、他の署員に確保してもらいながら地上約10メートルのゴンドラへ。客役のスキー場職員2人に安全ベルトを装着させ、1人ずつゆっくり降ろした。
消防士長の田口駿さん(29)は「足場が悪くて時間がかかったが慎重に進められた」、スキー場主任の鷹野裕也さん(38)は「普段から備えてはいるが心強い」と話した。