福井商工会議所青年部（福井ＹＥＧ）は今冬、「水ようかん」にスポットを当てた企画を続々展開する。水ようかんのある風景を募るフォトコンテストは、インスタグラムで投稿を受け付け中。２月には、食べ比べやマイヘラ作りなど水ようかん一色の食のイベントを福井市内で開き、福井ならではの冬の味覚を広く発信する。

　もちや油揚げなど福井に根付く食文化にスポットを当てたイベントが開かれている中、福井の冬の風物詩である水ようかんの魅力を改めて知ってもらおうと初めて企画。北陸新幹線県内開業に向けた魅力発信や閑散期の冬のにぎわいにつなげる狙いもある。

　フォトコンテストは１２月１０日から募集が始まった。県観光連盟が実施するコンテストの連動企画で、「水ようかんのある風景」をテーマに魅力を発信、共有する。参加は福井ＹＥＧのインスタグラムアカウント（ｆｕｋｕｉｙｅｇ）をフォローした上でハッシュタグ「＃福井水ようかん２０２１」を付けて投稿する。１月３１日まで募り、優秀賞に特産品などを贈る。

　イベント「ふくい冬まつり～水ようかんの巻～」は、２月１３日に同市のハピテラスで開催予定。市内９社の製品の食べ比べ、自分だけのへらを作る体験、水ようかんを使ったスイーツ販売などを企画。フォトコンテスト作品も掲示する。１月にも詳細を発表する。

　このほか、水ようかんの歌やかるたの制作を計画中。福井ＹＥＧの天野会長は「身近ながら知らないことも多い水ようかん文化を再認識してもらえる機会にしたい」と意気込んでいる。問い合わせは福井ＹＥＧ事務局＝電話０７７６（３３）８２５３。