中込駅に飾られた「C56」の写真。佐久地域を走る姿を収めた

中込駅に飾られた「C56」の写真。佐久地域を走る姿を収めた

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ただいま、小海線中込駅 「C56」写真展

信濃毎日新聞(2022年1月19日)

 かつて小海線を走っていた蒸気機関車(SL)「C56」の写真24枚が小海線中込駅(佐久市)の待合室に展示されている。早稲田大学非常勤講師の清水長正(ちょうせい)さん(67)=東京=が撮影。1972年にC56が小海線での運行を終えて50年の節目を迎え、飾ることにした。SLが力強く走る風景を見ることができる。

 小諸市の日帰り温泉施設「あぐりの湯こもろ」などでこれまでに展示した写真が中心。清水さんの知人がJR東日本長野支社小海線営業所(佐久市)に相談し展示が決まった。

 高校生だった清水さんが運行終了までの3年間、東京から通って収めた作品が並ぶ。小海線が走る山梨県から佐久地域までの各所で、白煙を上げて走る姿を浅間山や八ケ岳とともに捉えた。

 かつて中込駅にあった車両基地「中込機関区」に止まるC56の写真や、満開の桜の脇を走り抜ける様子も。清水さんは「かつてSLが走っていた小海線で写真が展示されるのは感慨深い」と喜んでいる。3月末まで展示予定。

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