志賀町の福浦（ふくら）港で２５日、冬の晴れ間に地元で採れた名物の岩ノリを干す作業が行われ、辺りに磯の香りが漂った。

　角谷勝男さん（８９）は自宅前で約２０センチ四方の岩ノリを３枚ずつ張り付けた竹製の「のりかご」約７０個を並べた。角谷さんは「今年は質が良く、これからも岩場に足を運びたい」と話した。

　県漁協福浦港支所によると、岩ノリは今季、例年よりも収量は多い。収穫は２月中旬ごろまで続く。