記念イベントに向けて話し合う坂本さん(右)と石田さん=七尾市石崎町

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架橋40年、住民有志盛り上げ 七尾・能登島大橋 通年で祝福、第1弾は花火

北國新聞(2022年2月7日)

 4月に架橋40年を迎える七尾市の能登島大橋で地域を盛り上げようと、能登島地区の住民有志が実行委員会をつくり、記念企画を練っている。委員長に就いた鰀目(えのめ)大敷網副社長の坂本一之さん(38)と祖母ケ浦(ばがうら)町で民宿「山水荘」を営む石田直人さん(38)は学童野球クラブでバッテリーを組んだ仲。「能登島の良さを広めたい」と再びタッグを組んだ。

 坂本さんは、1982(昭和57)年4月3日に開通した能登島大橋の架橋に尽力した元能登島町長坂本評四方(ひょうよも)さんの孫で、「祖父に『町のために頑張ってくれ』と言われた気がする」として委員長を引き受けた。石田さんは高齢化や人口減少など島の課題を挙げ、島民が課題解決に向けて意識を変えるきっかけにしたいと取り組んでいる。

 実行委のテーマは「CHANGE つないできたもの、つなげていくもの」。豊かな自然や人の温かさなど能登島の良さを伝え、次世代に受け継ぎたいという願いを込めた。

 40周年記念事業の第1弾として12、19、26日に花火を予定する。路線バスなどを運行する能登島交通が協力した。最終バスが大橋を渡る午後7時半ごろに合わせて、和倉温泉運動公園から約2分間打ち上げる。

 4月3日には能登島大橋ロードパークで記念式典を計画している。オリジナルTシャツの制作や音楽ライブ、テーマを書いた看板の設置なども企画し、通年で架橋40周年を祝う。

 坂本さんは「橋があることが当たり前の世代にも、架橋のために島が結束した時代があったことを伝えたい」と話した。

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