各町の代表が話し合った会議=石坂公民館

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伏木曳山 通常開催へ 5月20、21日 感染状況見て対応

北日本新聞(2022年2月7日)

 「けんか山」として知られる富山県高岡市の無形民俗文化財「伏木曳山(ひきやま)祭」の全町会議が6日、伏木錦町の石坂公民館であり、今年5月の同祭について、山車(やま)を激しくぶつけ合う「かっちゃ」を含め、従来の形で開催することを決めた。ただ新型コロナウイルスの収束が見通せていないため、感染状況に応じ、入場制限または無観客など対策を検討する。

 奉曳きは規模を縮小せず通常の順路で回り、宵山ライトアップも例年通り実施する。

 毎年5月15日に開かれてきた同祭は今年から5月の第3土曜とその前日の2日間に分けて開催することが決まっており、今年は5月20日に神輿渡御(みこしとぎょ)とライトアップ、同21日に奉曳きとかっちゃを行う。担い手の負担軽減のため、日中の花山車引き回しの開始時間を前倒しするなどし、終了時間を早める。

 各町の山車を保管する山倉での作業は2月下旬、お囃子(はやし)の練習は4月初旬に始める。

 新型コロナの影響で、一昨年の伏木曳山祭は全ての催しを中止。昨年は当初、従来の形で全ての催しを行う方針だったが、感染急拡大を受けかっちゃを取りやめ、花山車の引き回しと宵山ライトアップのみを行い、観覧を地域住民に限定した。奉曳きは経路を短縮した。

 この日の会議には各町の総代や同祭実行委ら計23人が出席し、全町が開催に賛成する意志を示した。

 同祭の総々代を務める岩坂祐司さん(60)は「3年ぶりの本格的な開催となり、日程の変更など新しい形で行う第一歩となる。万全な感染対策を取りたい」と話した。

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