4月に北陸初の「まんが図書館(仮称)」が開館する宝達志水町広域勤労青少年ホーム(北川尻)に8日、企業から無償提供を受けた漫画本約6万冊が搬入された。町は今後、書棚を搬入して本を並べ、新たなにぎわい創出の拠点づくりを進める。
町は昨年11月、中古書籍販売「ブックオフ」などを展開する電陽社グループ(砺波市)と連携協定を締結した。漫画本が無償提供されることになり、利用が少ない青少年ホームに数百円でくつろぎながら漫画本を読める図書館の開設を決めた。
搬入されたのは、同グループが経営するかほく市のネットカフェにあった漫画本。社員ら14人が約1時間かけ、人気漫画などが入った段ボール箱1500箱を運び込んだ。
のと里山海道米出インターチェンジ(IC)近くにある青少年ホームは、鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積680平方メートル。1階の会議室や運動スペースなどに少年・少女漫画各1万5千冊と青年・レディース本3万冊を陳列することにしている。