伸び伸びとした演技を披露するメンバー=2月5日、福井県福井市のハピテラス

伸び伸びとした演技を披露するメンバー=2月5日、福井県福井市のハピテラス

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磨いた技、銀盤で華麗に 福井のフィギュアクラブが初の発表会

福井新聞(2022年2月9日)

 毎年冬に期間限定で福井県福井市のハピテラスに設置されるアイススケート場「すまいるスケートハピリンク」などを練習会場に活動している「福井フェニックスフィギュアスケートクラブ」のアイスショーが2月5日、同スケート場で開かれた。クラブメンバーによる初の発表会で、所属する園児から高校生までのメンバー14人が華麗な滑りを見せた。

 クラブは2020年に発足した。設立したのは生駒順子さん。生駒さんは同アイススケート場で2017年から毎年、フィギュアスケートを指導してきたが「福井の子どもたちの習い事の選択肢の一つとしてフィギュアスケートを用意したい」と立ち上げた。

 ハピリンクと敦賀市のニューサンピア敦賀「アイスアリーナ」を拠点に、県外のスケート場も使いながら年間を通して活動している。設立当初は9人だったメンバーは現在、40、50代も含め16人に増えた。

 生駒さんは大学時代、全日本選手権で10位に入るなど選手として活躍した実力の持ち主。メンバーは生駒さんの全国レベルの指導を受け、めきめきと実力を伸ばしている。

 5日のアイスショーは新型コロナウイルス感染防止のため、観客は保護者らに限定した。生徒は洋画や日本アニメの楽曲のイメージに合わせた色とりどりの衣装を身にまとい、1分~2分40秒の演技を披露した。最後は全員で演技、にこやかな表情で銀盤を伸び伸びと滑った。

 福井大附義務3年の児童は「緊張より楽しさのほうがあった」と満足そうに話した。1月に青森県で開かれた全国高校スケート・アイスホッケー競技選手権(スケートインターハイ)に出場した敦賀気比高2年の女子生徒は「夢は指導者。基礎をもっと磨きたい」と笑顔を見せた。

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