福井県若狭町の熊川宿で3月オープンする1棟貸し切りの古民家宿「八百熊川(やおくまがわ)」の3棟目が完成し2月25日、報道関係者向け内覧会が開かれた。3月1日から予約の受け付けを開始する。
事業を手掛けるのは宿内にあるコンサルティング会社「デキタ」。2020年の1棟目「ほたる」を皮切りに毎年1棟ずつ熊川宿内の空き家を活用した宿をオープンしており、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選ばれている熊川宿の景観保全と地域活性化に努めている。
今回オープンするのは、熊川宿内最大級で築約140年の土蔵を活用した2階建ての「やまね」。クリやマツなど貴重な木材を残した上で、キッチンや風呂、トイレを完備。薪ストーブを初めて設置し、おしゃれな空間を演出している。内覧会では同社の担当者が見どころを紹介した。
料金は1泊1人1万4600円(税込み)から。問い合わせはデキタ=電話0770(62)1777。