石川県内全域を対象とするまん延防止等重点措置の再延長期間が始まった７日、金沢市中心部の観光地は修学旅行生や卒業旅行に訪れた人でにぎわった。飲食店には休業を知らせる張り紙がされる一方、列をつくる店もあった。

　ひがし茶屋街では、若い女性が着物でそぞろ歩きする姿や、家族連れが買い物を楽しむ姿が見られた。千葉県柏市から妻と新幹線で訪れた男性（６９）は、石川県での延長を知らなかったとし「計画していた旅行だったので、特に気にしていなかった。感染対策をしっかりして、街並みや食事を楽しみたい」と話した。

　兼六園には若者のグループやカップルが多く訪れ、散策を楽しんだ。７日の入園者数は２７３５人で、日曜日だった６日の２２４４人を上回った。担当者によると、昨年３月の第１週の月曜より多かった。

　市内でフランス料理店を営む男性は「延長を気にとめていないお客さんも多い」と話した。