小矢部川の春の風物詩として知られるサクラウグイ料理が10日から、小矢部市島の川魚料理店きぶねで提供される。
サクラウグイは春になると腹が桜のような色を帯びる。同店店主で小矢部川漁協小矢部地区総代の中井富雄さん(64)が、小矢部川の支流で投網によって捕獲している。ことしは体長15~40センチで例年並みという。
中井さんは9日、店内で提供の準備を進めた。サクラウグイ料理を出す店は年々減っているとし「春の味覚を多くの人に味わってほしい」と話す。
定食は田楽や刺し身、唐揚げなどが付き2300円。完全予約制で、提供は5月中旬まで。月曜定休。問い合わせは同店、電話0766(67)0058。