福井県大飯郡高浜町内の民家や公共施設などの花壇を開放する「オープンガーデンinたかはま」が5月19日、始まった。今年は、昨年より1カ所多い18カ所。さわやかな青空の下、多彩な表情を見せる花々が訪れた人を楽しませている。24日まで。
町民約20人でつくる愛好家グループ「オープンガーデンAoba」が、花の観賞を通して住民の癒やしや地域の活性化につなげようと企画。オープンガーデン先進地の兵庫県三田市などを視察しながら研究を重ね、2019年に初開催した。今回で4回目。
カフェ(期間中休業)を営む「花番地」(小和田)では、白のオオデマリや濃いピンクのトキワマンサクなど色とりどりの200種類以上の庭木などが目を引く。迷路のような花道や風に揺れ光り輝くギンポプラを見ていると、小さな森に迷い込んだような気分になる。
青葉山の麓にある「金邸」(今寺)では、濃い紫のジャーマンアイリスやピンクのシャクヤクなど30種類以上の花々を育てている。コケに覆われた大きな火山岩もあり、ありのままの自然を感じられる。「近藤邸」(中津海)の庭には、セイヨウニンジンボクやハニーサックルといったハーブを中心に、レタスやナスなどの野菜まで多種多様な300種類以上を楽しめる。
同グループの会長は「それぞれの庭の特色を楽しみながら癒やされてほしい」と話していた。
公開は午前10時~午後4時。各庭の場所や公開日は、同グループのホームページなどで紹介している。問い合わせは事務局の高浜まちづくりネットワーク=電話0770(72)2740。