北陸最大規模の自転車長距離走イベント「グランフォンド富山2022」が29日、3年ぶりに行われた。県内外の694人が青空の下、富山市岩瀬池田町の富山競輪場を発着点に、雄大な自然の眺めを楽しみながら快走した。
起伏が激しいコースが特徴で、全国の自転車愛好家の人気を集めている。2010年から毎年実施していたが、新型コロナウイルスの影響で過去2年間は実施していなかった。
コースは、南砺市の世界文化遺産・相倉合掌造り集落などを通るロング(180キロ)▽砺波市庄川水記念公園を経由するミドル(130キロ)▽氷見市海浜植物園までを往復するサイクリング(80キロ)▽射水市海王丸パークを訪れるファミリー(50キロ)-の4種類。
午前6時5分、ロングの出場者がスタートし、同7時15分にミドル、同8時にサイクリングとファミリーが続いた。出場者は強い日差しの中、水分を補給したり休憩を取ったりし、群青色に輝く富山湾などの景色を堪能しながら走った。完走した人たちは笑顔で喜びを分かち合った。
グランフォンド富山実行委員会、NPO法人富山サイクル交流倶楽部主催。チューリップテレビ、北日本新聞社共催。